Windows で、あるディレクトリの下にあるディレクトリを圧縮してそのディレクトリに置き、圧縮したディレクトリを削除するという作業を大量に行っていた。
大量に行うのが面倒くさいのでバッチファイルを作ろうと思ったが、今更 Windows のバッチファイルも無かろう。得意な言語は C/C++ なのだがコンパイル環境を構築するのが面倒くさい。次に得意なのは PHP だが、あまり好きな言語ではないし新たに環境構築が必要。その次に慣れた言語は python だが、それでは面白くない。ということで、数ヶ月前に転職目指して環境を入れて勉強した Ruby にした。
プログラム自体はごく単純なものなのだが、いろいろハマった。
ここをクリアして動くようになってから試していると、アーカイブファイルのファイル名がすこしおかしい。圧縮するディレクトリ名をアーカイブのファイル名にしたのだが "xxx.Vol.09" のような名前にすると、最後の "." 以降の数字がファイル名に反映されない。GUI からだと問題はない。Lhaz のバグだと思うのだが、使う側からは対応しようが無い。
あきらめて別なツールを使おうと探していたら、Windows System の圧縮機能の使い方が分かった。power shell から Compress-Archive を呼び出すということがわかった。power shell から Ruby を起動して system() をつかったら、power shell のコマンドを呼び出せるのかと思ったらそうはいかず、sysutem("powershell <power shell cmd>")で呼び出す形式だった。
これで動くと思ったら、sysutem("powershell <power shell cmd>")の<power shell cmd>の中の '"'(ダブルクォーテーション)が消える。具体的には、ディレクトリ名に空白が入っているので、フルパス全体を '"' で囲んだのに、エラーメッセージを見ると '"' が消えていて、ディレクトリ名の空白がパラメータの区切りとみなされエラーとなっていた。system("")で Lhaz を呼び出した時は '"' は消えなかったのだが...。この問題は '"' を "'"(シングルクオーテーションに変えることで解決。
まぁ、ファイル名を扱ったり、OS のコマンドを呼び出すプログラムは一筋縄では動きませんわ。